ご自宅で飼っている、ワンちゃんやネコちゃんがカーペットの上に粗相をしてしまった。
粗相とは…まあ、解り易く言うと、オシッコやうんちですね。
ん~~何とも言えない感情になりますよね?
頭ごなしに怒る事は良くないと聞きますし、かといってこの忙しい時に・・・なんて時だったり、お仕事から帰ってきて、部屋の臭いと現物を発見した時の脱力感は、正直気が滅入ってしまいます。
とは言っても、すぐにやるべき事は「掃除」です。
しつけの視点からみても、衛生面からみても、放置は許されませんからね。
という訳で、ペットの粗相に関してのお掃除方法を場所別に解説して行きます。
【手順】粗相をされてしまったカーペットの掃除。
カーペットに粗相をされてしまった場合、オシッコのような液体でも、固形物でも共通して言える事は「こすらない」事です。
ゴシゴシこすってしまうと、逆に汚れが広範囲に広がってしまいます。
なので基本は「叩く!」です。「ゴシゴシ!」はNGと憶えておいてください。
- カーペットの裏側にペットシートを敷き込む。
掃除をするに辺り、どうしても水気のあるモノを使いますので、その水分を吸収させる目的です。
ペットシートが無ければ、古くなって使わないタオルなどで代用可能かと思います。
小さいお子さんがいらっしゃるご家庭では紙オムツなどでも代用可能かもしれませんね。
もちろん、固形のモノは最初に処理をする事を忘れないでください。
(忘れないとは思いますが)
- 粗相のあった箇所に熱湯をかける
除菌と臭い取りの意味を含みます。
上から雑巾やタオル、もちろんペットシートでもOKですが、上下から水分を吸収するように押しつけたり叩きます。
足で踏むのもアリでしょうね。
これを数回繰り返してください。
目安としては、オシッコの色が目立たなくなるまで。
粗相をされてから長時間経過して、完全に乾燥してしまっている状態以外は、何度か繰り返す事で目立たなくなってきます。
その後、ドライヤーなどでその場所を乾かしてください。
- 漂白剤やお掃除用洗剤を使ってポイントを掃除。
ワイドハイターのような漂白剤を使用する場合、ぬるま湯で薄めて溶剤を作り、ポイントに染み込ませるようにかけてください。
そこそこ豪快にかけた方が良いでしょうね。
そのまま30~60分放置。
※市販されているペットようのお掃除洗剤等でも同様の方法で大丈夫です。
- 溶剤を拭き取っていく。
ある程度時間が経過したら、その溶剤を拭き取って行く作業をします。
拭き取ると言っても、ゴシゴシはしない。基本は叩く!です。
濡らしたタオルと乾いたタオルを交互に使い、溶剤を抜き取って行く作業を行ってください。
もしくは、1の工程のように、ペットシートを敷き込み、同様の方法で水分を吸い取って行く方法でも良いでしょう。
- 乾燥させる。
ドライヤーを使って乾燥させ、お掃除終了。
よほど時間が経過していなければ、そこそこキレイになるはずです。
お掃除をする際の注意点
これは、掃除の観点とは異なるのですが、実は多くの方が掃除をしている工程をペットに見せてしまっている人が多いようです。
ペットは自分のした行動によって、ご主人がバタバタと動いている姿を見ると「遊んでくれている。」と勘違いしてしまいます。
なるほど・・・ここで用を足したら、ご主人はこんなにイキイキ動いてくれるのか?
そう思われてしまうと、粗相のリピートに繋がってしまう訳です。
ただ怒ると怯えてしまうだけですし、掃除をしている姿を見せても、遊んでいると勘違いされてしまうので、まずはその場からペットを離し、掃除をしている光景は極力見られないようにしてください。
まとめ
室内でペットを飼っていると、どうしても粗相をされる事はあると思います。
体調が悪いのかもしれませんし、何かのアピールかもしれません。
ですが、ご縁あって家族の一員として迎えいれた以上、これは飼い主さんの宿命ですからね。
イライラもするでしょうし、怒りたくなる気持ちも充分に理解出来ます。
ですが、そんな気持ちをグッとこらえて、まずは冷静にお掃除をしてあげてください。
同じ場所で粗相をしてしまう事を避ける事と、臭いや汚れを早めに取った方が飼い主さんにとっても良いはずですからね。