先日、彼とお風呂場の換気扇を切るか?切らないか?で口論になりました。
彼の意見は、電気代がかかるからある程度時間が経過したら消すべき。
との事なんですが、私は面倒くさがりな性格が幸いして、よく消し忘れてしまいます。
その度に注意されていたのですが、お風呂場の換気扇は細目に消した方が良いのでしょうか?
先日、こんな事を質問を頂きました。
お互いの気持ちは充分に理解出来ます。
その上で、お風呂場の換気扇は消した方が良いのか?つけっぱなしで良いのか?その見解をまとめたいと思います。
まず、お風呂場の換気扇の役割を知ろう。
キッチンの換気扇とお風呂場の換気扇は、そもそもの役割が違います。
キッチンの換気扇は、調理時の煙や臭い、ガスなどが部屋に溜まらないように使用するのですが、お風呂場の換気扇は湿気の充満を防ぐ事と、排水溝などから発生する臭いを外に排出する目的があります。
お風呂場に湿気が溜まるとどうなるのか?
至って単純な話ですが、カビが生えます。
カビ菌の温床になりお風呂場がカビだらけになってしまいます。
カビの繁殖能力は恐ろしく速く、そして根強い為、お風呂場の色々なところにカビが発生してしまう事もあるでしょう。
シャワーヘッドの内側にカビが生える・・・ なんて事もあるんですよ。
そのシャワーで毎日、体や頭を洗っている事を考えたら、怖いですよね?
排水溝から発生する臭いを外に排出する。
排水溝に髪の毛が溜まっている。
なんていう光景は誰でも見た事はあると思いますが、これらにカビ菌が繁殖してお風呂場に嫌な臭いが充満する事もあります。
一番良い方法は、使用時に排水溝を毎回掃除してから浴室を出る事ですが、日々忙しい中、なかなかそういう事も出来ません。
換気扇をつけておくことで、浴室に嫌な臭いが溜まる事を防ぐ事も出来ます。
湿気を防ぐため、臭いを残さないため、浴室の換気を促すのが、お風呂場の換気扇の役割と言えるでしょう。
お風呂場の換気扇はつけっぱなしで良いのか?
結論からすると、つけっぱなし”で”良い。ではなく24時間つけっぱなしの方”が”良いです。
お風呂場を使用しない時は、出来る限り乾燥した状態を保っておく事が理想と言われています。
理由は先述した通り、カビの繁殖を防ぎ、臭いの充満を防ぐ為です。
特に、夏場の湿気の多い時期などは尚更でしょう。
元々狭い空間である事と、マンションなどは浴室に窓が無い作りも多いです。
石鹸カス、抜けた髪の毛に湿気が手伝って、カビ菌の繁殖が容易に想像出来ます。
カビは一度生えると、自然に消えてなくなる事はほぼありません。
カビ用洗剤を使用し掃除をしないと生えたカビはなくなりませんし、目で見ても汚いですし臭いも充満します。
1日の疲れを癒す場所が、リフレッシュをする場所がカビ菌だらけでは、気持ちも良くないですよね?
お風呂の換気扇をつけっぱなしにした際の電気代は?
24時間つけっぱなしが望ましい事は解った。
じゃあ、電気代はどのくらいかかるのか?そこが気になるところですよね?
安心してください。
浴室の広さも関係してきますが、一般的な家庭における浴室の換気扇を1日フル稼働させた場合の電気代は、10~20円程度と言われています。
1日20円と計算して、1ヶ月(30日間)約300~600円の電気代しかかかりません。
最新の省エネタイプであれば、1ヶ月100円もしない程度の電気代で収まるモノもあります。
居酒屋に行った時、ビールのおかわり一杯分をガマンすれば、月の電気代の元が取れる計算です。
ビール一杯分の電気代を節約し、カビや臭いの充満した浴室を毎日使うか?
「お風呂場の換気扇はカビの繁殖を抑えて、臭いの充満を防ぐ目的があるんだって!元々湿気の多い環境だから、換気を怠るとシャワーヘッドの中にカビが生える事もあるらしいよ。
電気代は平均1ヶ月500円前後、居酒屋のビール一杯分なんだって!だから24時間つけっぱなしの方が良いらしいよ!お風呂がカビだらけになったら、掃除してくれる?」
なんて風に、彼氏さんに問いかけてみてはいかがでしょうか?
それでも彼が節約すると言うのであれば・・・
それはもうお二人で十分に話し合って頂き、是非、風通しの良い関係を構築してください。
お風呂場の換気扇を使用する際の注意点
最後に、浴室の換気扇を使用する際の注意点ですが、浴室のドアや窓はしっかりと締め切ってください。
換気扇は密閉された状態でこそ、より効果を発揮します。
窓が開いている状態で換気扇を回しても換気の効果が薄れます。
それこそ、「電気の無駄遣い」になってしまいますので、注意してください。