ホコリが舞っている。
朝カーテンを開けた時に、太陽の光に反射して、部屋を舞うホコリを目にする。
ホコリがたまっている。
仕事から帰ってきて、ふうーっと一息ついた時に、部屋のカドに、テレビ台に、ホコリが積もっているのが目視できる。
そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
普段、生活をして行く中で、ふとした時にその存在に気付き、その存在のせいで、なんだか面倒くさい気持ちになったり、ちょっと嫌な気持ちになったりするのがホコリ。
そもそも、ホコリって何?なぜ?ホコリが舞い、ホコリが積もるのか?その原因と防止方法を紐解いてみたいと思います。
ホコリの正体。
ホコリが出る原因は様々で、色々なモノがホコリの原因を生んでいます。
2008年ダスキン社の調べでは、ホコリの成分の割合は、「繊維(綿ボコリ)」が56.2%と過半数を占め、次に多いのは「土砂(無機物)」で27.5%、次いで「食物」3.53%、「毛髪」3.02%、「紙片」1.71%、その他が8.04%という調査結果が出ている。
私達が普段使用している布団、洋服、カーペットや外出時の砂埃、雑誌や本から出る紙片などが、ホコリの主成分とされ、なんと、私達の毛髪や生きていくために欠かせない食べ物もホコリの中に含まれる成分との事。
ホコリが出ないようにするには?
極論になってしまいますが、布団を使わない。洋服を着ない。カーペットを敷かない。髪の毛は男女問わずスキンヘッド。食べない。紙類を置かない。
こんな対応をすれば、家の中のホコリも少なく出来るかもしれません。
決して、現実的ではないですけどね(汗)
それら全部の対策を行ったとしても、その他の成分が約8%ありますので、完全に家の中からホコリをゼロにする事は、物理的に無理な話という事です。
ホコリと静電気の関係
また、ホコリは静電気との相性が非常に良く、ちょっとした静電気の存在によってホコリは至る所に現れます。
換気の為に窓を開けた。換気扇をつけた。エアコンや扇風機をつけた。
生活のちょっとした行為で家の中には風が流れます。
その風の影響で摩擦による静電気が発生し、ホコリはその静電気を利用して、壁や天井に貼りつく訳です。
前の日にキレイに掃除をした!フローリングもラックもぴかぴかにしたのに、翌朝、ホコリが積もっているのは、家の中に舞う風が原因だったのです。
静電気によって、壁やドアについたホコリが静電気が弱まる事によって自然に落ちてきて、フローリングやラックに溜まる。
ホコリの発生源はあらゆるところに存在し、その全てを対策するのは、やはり難しい題材になるのでしょうね。
ホコリ防止のあれこれ
- から拭きは、静電気を発生させるため極力行わない。
- 柔軟剤と水を混ぜた水分で、拭き掃除をすると、ホコリの再付着が防げるらしい。
- 空気清浄器を使用する。
- カーテンをブランドに代える。
- ふとんを部屋の中で叩かない。ばさばさしない。
- 衣類は基本クローゼットへ
その他、様々な防止方法はありますが、100%部屋のホコリを除去するのはやっぱり難しいのでしょうね。
なので、私達が日常から出来る事とすれば、やれる事をムリなく取り入れた、こまめな掃除。
それと過度に気にし過ぎない事も、大事なのかな?と個人的には思いました。
まとめとして
生活における全てのホコリを排除するのは不可能と開き直る勇気も必要。
ほこりを過度に気にし過ぎて、生活を圧迫するよりも、適度な掃除と出来る限りの対策を講じよう。
時に妥協をするのも人生。
ですかね。